アイフル支援終了

アイフル金融支援終了　返済猶予527億円、25日前倒し完済
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC24H16_U5A820C1MM8000/

との新聞記事がでました。

返済時に利息を払いすぎた人は「過払金」を取り戻せるとした平成18年の最高裁判所の判決を機に、
アイフルを含め多くの貸金業者に対して過払金の返還請求が急増し、各貸金業者の経営が悪化しました。
当時は、「武富士」等の大手も倒産していく状況でした。

この貸金業者の経営が悪化している時代に、
私の事務所にアイフルの担当者が来られたことがあります。
担当者の話の内容は、
「経営危機なので過払金を約2割に減額して和解して欲しい。満額支払っていたら倒産する。助けて欲しい。」
でした。
私は「話はよく分りました。その旨は依頼者にお伝えいたしますが、最終的には依頼者の判断となります」
とお答えいたしました。
実際には、ほとんどの依頼者の方が訴訟により過払い請求を行いました。

平成19年から債務整理事件を手かげてきた私にとって、アイフルの経営環境の正常化は、
ひとつの時代が終わったと感じさせるニュースです。

ただ、今でも債務に苦しんでいる方は多くいらっしゃいます。
【自己破産件数の推移（自然人）】
平成23年　100,509人
平成24年　82,667人
平成25年　72,049人
平成26年　65,189人
確かに数は減ってきていますが、ゼロではありません。

武田事務所は今後も、債務者の立場になって業務をしてまります。

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