相続について家族で話し合う

2015年5月1日

相続の話は、家族でもなかなか話題にしにくいものです。

子は、自分から相続の話題を持ち出すことについて、「縁起でもない」とか「自分が親の財産を狙っていると思われるのではないか」と考え、話しづらいものです。

親も、自分の相続で仲の良い家族が争うことなど夢にも思わず、自分が死んだ後、うまく分けてくれたらいいとお考えの方も多いのではないでしょうか？

実際に相続が発生すると、相続する側は「もらえるものはもらいたい」と思うのが人情です。また、多くは望まないが法定相続分はきっちりもらいたい、と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、相続財産が「自宅不動産」と「わずかの預貯金」だった場合は、法定相続通りにきっちり分けることが困難です。

相続をきっかけに、仲の良かった家族の間で争いごとが起こることは、亡くなった方の望むところではないはずです。

家族ごとに事情も異なり、相続に対する考え方はそれぞれ違うと思いますが、「何も考えない、何も話さない」では解決しないのが相続問題です。

連休など、家族が集まる機会を利用して、一度話し合いをしてみてはいかがでしょうか？

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