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「公図」ってご存知ですか?

2015年5月5日

先日「地番」のお話をしました。その中で「公図が示す字の範囲内の土地を特定するために・・・・」と記載しました。ところでこの「公図」ってご存知ですか?

「公図」は各法務局に備え付けられています。
この「公図」には、大きく分けて「14条地図」と「地図に準ずる図面(狭義の公図)」の2種類があります。
14条地図」は方位、形状、縮尺ともに正確ですが、「地図に準ずる図面(狭義の公図)」は方位、縮尺ともにあまり正確でなく、形状も実際の土地と相違していることが多くあります。法務局にある図面なので正確だと思いがちですが、実際はあまり信用性がないことに注意して下さい。

それでは、なぜこのように2種類の図面があるか?それには、「公図」の成り立ちから説明が必要です。

公図」は、明治時代の地租改正の際に初めて作成されました。明治時代ですので、測量方法も未熟(縄で測量していたことも)であり、土地所有者が地租(税金)を安くするため面積を小さめに測ることもありました。その結果、あまり精度の高くない図面が完成しました。

しかし、このような図面では使い勝手が悪いため、昭和26年から国土交通省が全国の地籍調査を行ってきました。そして、地籍調査の終了した箇所には「地籍図」が作成され、法務局に送付されて「14条地図」として備え付けられることになります。

この地籍調査の進捗率ですが、平成25年度末(調査開始から62年)で約51%です。しかし、都市部においては23%と、ほとんど進んでいないのが現状です。理由としては、財政上の問題等いろいろありますが、一番の理由は、隣接する土地の所有者双方に土地の境界を確認してもらうことが難しいからではないかと思います。都市部では僅かな土地でも財産価値が高く、境界をはっきりしようとすると逆にトラブルになる場合があるからです。おそらく、今後100年経っても完成しないのではないでしょうか。

自分の所有している土地の範囲が、どこからどこまでなのかは、意外と分からないものです。

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