親の借金

2015年4月24日

親が亡くなったが残されたのは借金ばかりだった、という場合、相続人がその借金を支払わなければなりません。

しかし、相続放棄の手続を行うことによって、相続人は親の借金から解放されます。ただし、親の残したプラスの財産（不動産・預貯金等）も相続できなくなりますので注意が必要です。

親の借金を子供が知らない、ということはよくあるケースです。

親が亡くなった後に借金が発覚することは、珍しいことではありません。仮に親の借金を知らずに不動産の名義変更をしたり、預貯金を相続したりすると、後に借金が判明しても相続放棄が出来ない可能性が高くなります。

『終活』という言葉が出来るほど、生前に財産を整理するという意識が高まっています。

子供に借金のことを伝えるのは簡単ではないでしょう。

しかし、借金のことをきちんと伝えておくことも、残される者に対する愛情かもしれません。

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